Dvořákのヴィヨロン曲

 DvořákのHumoreska č.7を聴いてて考へてみた。Dvořákアメリカ時代の曲って、どうも序曲三部作以前の独特の繊細さに欠けてる気はしてたけど、それに変はった新たなロマンティズムが流れてることに気付いた。それはもちろんアメリカで影響を受けたんやらうけど、その奥底にあるのは、鬼畜に虐げられた黒人と先住民の怒りと悲しみであらうといふことに気付いた。で、まさにそのアメリカ時代のロマンティズムを出した曲に遭遇した。それは、「ソナチネ B.183」。晩期のDvořák室内楽曲では、弦楽四重奏曲第13番につぐou並ぶ名曲かも。意外にアメリカ時代って名曲多いな。何故か駄作ばっかり有名になってるけど。で、今日はじめてmazurek B.89(ヴィヨロン曲でピアノ伴奏)を聴いた。存在自体はhttp://www.gotomidori.com/japan/m_notes/m_notes-46dvorak.htmlを見て知ってたけど、聴いたのは初めて。どうもこれでDvořákの全mazurekを一応は制覇したっぽい(残りはB.111のピアノ曲6曲、B.145-2のピアノ連弾曲、有名なB.147-2のオケ曲。B.90のヴィヨロン曲オケ伴奏もあるけどこれはB.89の編曲)。B.89ってことは弦楽四重奏曲第10番のちょっと前で、スラヴ時代に入りかけってとこやけど、曲風は濃厚で割と後期的。演奏のせゐかもしらんけど。B.111のやうな素朴さは少ない。やっぱりDvořákはまだまだ研究する価値あるね。で、今日もAE。今日の問題はむづかったせゐか途中退出0。家に帰ったら、何か地元の近くで凶悪事件が起きたといふヌーヴェルが入ってきた。場所は、播磨国明石郡玉津村の田中らしい。国道175号線沿ひで小山ÉC近くってことで結構大型商業施設の多いへんやな。近く故に怖いもんなり。