日本は多民族国家である

 なかなか面白いパージュみつけた。http://www.ethnologue.com/ってやつ。世界の全(?)言語が載ってある。ドネー處理するにはやや不便な點もあるけど、結構使へさう。これによると、日本では15ヶ國語が使はれとうらしい。全部あげたら、アイヌ語・日本語・北奄美語・南奄美語・喜界語・徳之島語・沖永良部語・與論語・國頭語・沖繩語・宮古語八重山語・與那國語・韓國語・手話となるらしい。このうち韓國語は他國から入ってきたもんで、手話は人工的に作られたもんやから除くと、土着の言語は13ヶ國語となる。それにしても、南西諸島の言語をこれだけ細かうにわけときながら、本土の言語を1つの日本語でまとめとうことに何か意味があるんやらうか、、、那霸首里と名護の方言の差が、鹿兒島・京都・江戸・弘前の方言の差より大きかったりするんやらうか、、、これは謎。ちなみに僕は、日本の言語の多樣性は、舊ユーゴスラビアに匹敵する、または越えると考へる。舊ユーゴスラビアで主流の言語はСрпскиとHrvatskiやけど、兩者の違ひは關東語と近畿語程度のもの。で、これらの兩隣にМакедонскиとSlovenščinaがある。少なくともСрпскиとМакедонскиは普通にお互ひ通じるし、Slovenščinaあたりになると微妙いうたら微妙やけど、まあ津輕辯薩摩辯あたりに對應させれるやらう。で、系統の異なる言語としてShqipやMagyarがあるけど、これは韓國語アイヌ語に對應させれるやらう。宗教から見ても、日本は神道と佛教、即ち日本宗教とインド宗教が混ざっとって(實際は兩方混合の場合が殆どやけど、どちらかに完全に分類することは不可能ではない)、佛教をとっても樣々な宗派があることから、日本の民族の多樣性は實は舊ユーゴと大して變はらんかったりする。ってわけで日本は十分多民族國家やと思ふ。なのに何で日本では民族紛爭が起こらんかいうたら、、、結局は天皇中心の神の國といふ思想が深層に根付いとうからやらうな。