アメリカの州の広さ

 今日はワレンティヌスですな。まあ、男女比が異常な世界に11年も身置いとったら、そない縁のあるもんでもないけど。で、それはさておき。アメリカの州って、とんでもなく廣いイマージュがあるけど、實際どの程度のもんか調べてみた。獨立時の13州のうち、マリーテル以北の9州に關して調べてみると、、、面白い。確かに數字上はとんでもなく廣いけど、實質的には日本の府縣竝であることが分かった。この9州の最大都市は、大西洋に沿うて一列に50〜150km間隔で竝んどうわけである。まさに府縣竝。ニューアムステルダム州やペンシルバニア州なんかは數字上は北海道よりも廣いぐらゐの感じやけど、どちらも最大都市は南東の隅にあって、すぐ隣が隣の州で、隣の州の中心までは50〜150kmしかなかったりする。で、僕のたてた假説。「當初アメリカの州は、日本でいふ府縣竝の感じで沿岸部に作られた。内陸は未開の地で、いくらあっても空氣同然のため、北海道より廣いぐらゐの面積を併合しても當初は實感なかった。」まあ實際、靜岡市葵區の異常な廣さが實感できる靜岡城下町民、仙臺市青葉區の異常な廣さが實感できる仙臺城下町民、札幌市南區の異常な廣さが實感できる眞駒内住民は殆どをらへんでせう。ニューアムステルダム州やペンシルバニア州も似たやうなもんかと。って考へると、、、日本の道府縣が州竝の權限を持ったとしても、18世紀アメリカ人から見たらさほど不思議なもんでもないわけか、たぶん。