麻布散策 & Бородинの空気に浸る

 朝はピアノを弾く。右手と左手、逆についとったらええんやないかと思ひながら。革命ポロネーズ、薬指と小指を華麗に運ばす必要あるしな。昼は道玄坂の駅から、麻布材木町行のビュスの乗って、終点の材木町まで行く。停留所は堀江邸(真ん中の写真)の真下、五十嵐君の職場の隣にある。せっかくやからゆっくり六本木コリーヌをゆっくり見て回らうかとも思うたけど、結局出口探して(結構苦労する)桜田町でイラン料理を頂く。感じ的にはインド料理の亜流やな。ただ、香草を多用する。香草たっぷりのインディカ米、口当たりはええけどようけ食べるのは辛い。しかしデセールで死んだ。いちじくみたいな果物のパテに胡桃を混ぜてあるんやけど、まずいことこの上なし(でもオリーヴの実よりはまし)。やばいもん食うたよ、、このあと桜田町を南下したら、、右翼団体ハケーン。で、大量の警察官ハケーン(タイーホする様子はなし)。街宣車数台見たけど、君が代を流す車あり、支那語で大声で叫ぶ車あり、やばいな。で、あるグループが声明文を読み上げた。何か、今日は30年前に日支友好条約が調印された日らしう、それで来たらしい。で、左手を見たら支那大使館やった。なるほど、それでこの桜田町を選んだわけか。あとこのあたりで高校生をちょくちょく見かけたけど、麻布高校のすぐ近くらしい。毎年毎年右翼の絶叫聞かなあかんのか、おそらく。大変やね。で、盛岡町までいって、有栖川記念公園(北野氏記念?)にある江戸府立江戸麻布図書館へ。いや、なかなか充実しとうな。色々調べたけど、世田谷区の旧地名が調べれるんは大きすぎた。世田谷区の全駅の旧地名調べといた。あと、多摩市関係の本見たら悲しなってった。多摩ヌーヴェルヴィルって、既存の村を丸ごと潰して、その上に作られとうんやな。平成狸合戦ぽんぽこ見てもそんな気はしたけど、まさかそんな強引にやったとは。西神ヌーヴェルヴィルは、村と村の間の山を利用して作っとうのに。このあと、広尾駅まで行って、千住広尾線で神谷町へ行って、ベラルーシ料理店を探して麻布我善坊町を東から西まで歩く。西の端にあった。まだ5時半やからかがらがら。店員は白人で(ロシア語っぽい声が聞こえたから皆ベラルーシ人なんやらう)、日本人はこの中でたぶん僕一人。で、食ふけどロシアよりは西欧に近さうかな。ここでのデセールはうまかった。一番左の写真参照。あと、裏でシャンソン流しとった。気に入る曲もあったりして、結構フランス語と軽音楽は似合ふんかなとも思うたり。で、箪笥町駅を通って、溜池霊南坂町のソレイユトリヰサールへ。鳩時計ならぬオルガン時計も見れた。久々のプロオケのコンセールで、演奏はРожественский/読響、曲はБородинの交響曲全曲。演奏はかっ垂めでさほど好みやなかったけど(特に第1番には合はん)、Бородинの空気に包まれて幸せな気分でした。生で聴いたの初めてやけど、生やったらここまで感動できるもんやねんな。あと、Бородинの第3番、未完成なんが惜しいな。2楽章までできとうんやけど、第3楽章でБородин流貫いたとしたら相当な名曲なるのに。Brucknerの9番と並んで、ほんまに惜しい。あと第2楽章、拍子が面白いね。基本が5拍子といふ点で変はりもの。で、途中に2拍子と3拍子のヘミオラ混ぜたり。5拍子の振り方は、見とったら1拍目で下げる・3拍目で上げるって感じか。帰りは溜池→浅草青山線→赤坂見附荻窪線→新宿3丁目と乗って、無駄にこっから小田急の駅まで歩く。無駄に指定席に乗ってみる。喫煙席やけど、一番後ろやから煙の被害は少ないです。よかった(でも服に煙草臭がついて、結局親にばれた)。