2時限連続技能教習

 自動車学校でアニュラシオン待ち。一応予約を3時から取ってはゐるが。今日は4番目を引いたので、乗れることは確実か。3時まで学科の勉強をする。効果測定の合格点8割は軽くいけそう。ただ9割となるとやや厳しいか。3時からの教官は、以前学科で当たったことのある人なれば、顔は分かる。といふより、僕の時も、その前の時限も異常に早く迎へにきた気が。まあそんなこんなで車に乗る。といふのも、この人は本質とあまり関係の無い部分については気を配らん性質っぽい。眼鏡かけ忘れてたのに何も言はれんかった、といふか途中で僕が気付いてあとでかけることになる。あと、ポルトに鍵かけ忘れてたのに最後までお互ひ気付かんかったみたい。4時からはアニュラシオン待ちが取れて、続けて乗ることになる。次の教官は老人。助手席に乗るやう指示されて、助手席に乗ったところ「遠慮せず運転席に乗ったらいいのに」と言はれた時点でやばいと思うた。それにしても、初対面にもかかはらず無駄に雑談の多い人やった。「関西訛があると思うたら神戸か...」と言はれて(住所が原簿に書いてある)、何故か地元ネタで色々話すことに。「免許取ったら神戸まで車で帰らな」とか、「ここでそんなヴィテス出したら明石海峡に落ちる」とか言はれたり。その他は、「何故こっちに来たの?」「大学がこっちやからです」「何故西の方の大学に行かんかったの?」「こっちの大学の方が入り易かったからです」この時点では東大生であることはばれてゐない。しかししばらく後に「どこの大学?」「東京大学です」といふ会話を交はした。でも平然と、「何故京大やないの?」と返される。かつて京大卒の人に学んだことがあるらしい。かうして2時限連続の技能教習が終はったけど、慣れてきたせいか意外と疲れへんもんやね。あと進路変更は簡単そうで難しい。直線ならともかく、ヴィラージュの先で右左折する時とか、どこで合図を出すべきなんか迷ふ。あとは曲がったあと片側に寄せるのとか。また2回連続で曲がることがあるが、「X番右に曲がった後Y番左」とか言はれた時、X番の方はともかくY番の方は忘れる。帰りは栗平から徒歩。最近ビュスがあるせいで夜道を歩くことが減った。玉川学園前の夜道にはSzopenの夜想曲第3番が妙に似合ふが(2番や4番も似合ひそうやけど何故か3番)、栗平は田舎で、鶴川は町並が非人間的すぎてこのあたりの夜道には似合はん。