かみ町ってどこ?

 卒業証明書を取りに自動車学校へ。一応卒業式なるものをした。ここで考へる。本免試験をどこで受けるか。住民票を移して早く受けるか、実家に帰って受けるか。江戸府には府中・品川・江東の3つの試験場があるが、どれも鶴川駅から70〜80分かかる。朝早起きして、それも朝のアフリュアンスに巻き込まれて行くわけやから大変。一方兵庫県の場合、明石の試験場は僕の実家から徒歩12分。車で送ってもらへばたったの3〜4分。当然こっちですな。まあこんなで卒業証明書を貰ひ、家に帰る。途中、上麻生村の桜並木を見に行く。花見客多いでつな。日本人はどうも桜だけ大騒ぎする。その理由は、日本人が桜好きやからやらうけど。その理由を考へてみる。桜の魅力は何なのか。これはやはり「地味」であることが魅力なんやらうと考える。桜の花の色は桃色がかった白。空の色に実は割と近い。故に、特に目立つわけやない。しかし逆に、空と一体化できるといふのがある。空と一体化することにより、広がりといふものが与へられる。地味ではあるがそれ故に広がりを持つ、ここが桜の魅力なんやらう。こんなことを考へながら家に帰る。夜、テレビ見てると「兵庫県かみ町の沖合の岩場で...」とかいふヌーヴェルが流れる。兵庫県加美町の沖合の岩場ってどこ?定義できるの?と一瞬思うたけど、これは兵庫県香美町の沖合の岩場のことやったんやね。いや、香住町と言はれんとぴんときませんよ。まあ加美町はもうすぐ消えるから曖昧さはなくなるけど。ちなみに9日前まで、兵庫県一宮町は2つありました。両方とも同時に消えた。