Dvorzaakのピアノ曲

 Dvorzaakのピアノ曲を一つびとつ聴いていく。いや、Dvorzaakがこんな人とは知らんかった。まあ旋律が豊かなのは予想通りやけど、結構技巧的な側面があったり、古典を踏襲してたりと意外でしたな。Szopenに近いといへば近く、その延長線上にある感じ。といふか、ピアノ曲作曲家として十分に認められ得ると思ふんやけど、残念ながらピアノ曲作曲家としての知名度は低いでつな。まだ一回ずつぐらゐしか聴いてへんから何とも言へへんけど、Poetickee naaladyはなかなか気に入った。あとDvorzaakのピアノ曲と言へばHumoreska第7番が有名。まだ彼に対する信仰心があまりなかった頃、この曲のG-dur版を弾いたことがある。今になっては、アメリカで書かれたにもかかはらずアメリカ色といふのが感じられざるところが気に入った。いや、アメリカで書かれた=歴史に残り易いことを考慮に入れると、この曲だけが今日まで世間に残ってるのは納得がいく。まあ第1番とかすごい印象に残るからこれが残ってもおかしうないんやけど。今日は、自転車で三輪緑山へ行ってきた。昔の地形図を見ると、まるでイギリスのエリザベート1世の襟みたいで面白いんやけど、今は局所線形空間。その襞つき襟の名残を見に行った。そのまま名残ありましたな。尾根を削られた痕然り、谷を埋められた痕然り。