4次元は難しい

 今日から曲面結び目。4次元の中で考へるわけで、人間の状況監視能力の限界を超えることになる。それにしても、4次元になった途端難しうなったやうに思ふのが不思議。今回は曲面結び目の初歩の初歩しかやってへんはづやけど難しいね。まづ自明な結び目だけで3種類もある(球面だけやなく、トールなんかも入る)、といふより3次元に埋め込めるものは全て自明な結び目と判断する。まあ今後が楽しみなことには変はりはない。あとTAKEがこんな疑問を投げかけてきた。2次元多様体は5次元に全て埋め込まれるといふ定理があるが、4次元に埋め込まれざる曲面結び目はあるのか、と(本では、4次元に埋め込まるるもののみを定義として採用してゐるが)。いや、気になるな。余次元が5-2=3なれば結局ほどけて自明になる、とする本があるらしいが、どうも納得がいかん。これが曲線結び目(普通のひも)やとこの議論は正しいんやけど。さういへば江戸府知事曰く、françaisは数を勘定できへん言語故に世界共通語に相応しうないらしい。いや、20区切りなだけやろ。で、彼は何語が世界共通語に相応しいと考へてるんやらうか...彼のことやから朝鮮語支那語はまづあり得へんとして...難しいな。さういへば三外でDeutschを取った時、教官が「Französischの数の数へ方はこんなに意味不明やのに、よくもあんなにFrankreichから数学者出るよな」とか言うてたのを思ひ出した。僕的には、Deutschの数の数へ方こそよく分からん。例へば1729やと、tausendsiebenhundertneunundzwanzigとか言ふのである。分解すると、tausend sieben hundert neun und zwanzig、即ち1000+7*100+(9+20)である。10の位より1の位を先に言ふ意味は何なんやらうか...