選挙結果分析

 昨日の選挙、兵庫県は自民公明独占に終はった。全くの想定の範囲外。あの自民圧勝の江戸府でさへも菅直人のとこでは勝てんかったのに。各区別にコマント。

1区  石井砂田の大激戦が毎年見物やったんやけど、今年は盛山圧勝で完全に崩れ去った。今まで石井ピンと砂田で1000票以上の差がつくことすら滅多になかったのに、今回は1位盛山2位石井ピンで30000票も差がつくってどういふことよ...結局砂田は自民党といふだけで支持されてたといふことと(それでよく今まで大激戦ばっかりやってきたなと感服)、異常な自民党人気の両面で決まったんでせうな。といふかピンが比例復活ならずってのは前代未聞だらう。
2区  ここも激戦区と思うたら赤羽勝利。大激戦やった前回より差をつけた。といふより、兵庫2区の多くの有権者が、民主党政権より創価学会の国教化を望むことがよく分かった。
3区  例年民主党の土肥が圧勝してたけど今回は自民党新人の関に小差で敗れる。これも自民党人気の余波か。
4区  例年通り井上圧勝。ただここは去年と殆ど票が動いてゐない。井上高橋が微増、共産党永井が微減ってだけ。
5区  自民分裂で梶原優位かと思うたら結局谷が勝利。日村に流れた自民票≒宴会梶原を敬遠して谷に流れた票となり見た目上は前回の民主票を日村と梶原で取り合うやうな形になったのが大きかったか。脱線事故の時に宴会やってなかったら梶原が当選できた可能性も結構あるやらうに。
6区  木挽と阪上が取り合うて市村漁夫の利かと思うたら木挽当選。日本一不幸な候補阪上は前回の票の半分以上を自民公認の木挽に持っていかれた。こちらは元からの阪上支持票≒自民人気で市村から木挽に流れた票となって結局木挽が得した感じか。市村は社民を微妙に切り崩したけど及ばず。
7区  前回土井たか子を破って初当選した大前が今回も当選。しかしさすがに社民と自民では溝が深すぎるのか、前回の土井から大前に流れた票は少ない。前回の土井票の殆どは民主石井に流れる。一方土井の後継坂本は土井から引き継いだ部分もあるが(でも少し)、共産磯見を切り崩した部分が大きい。
8区  前通り柴犬勝利。こちらも前より票を伸ばしたけど2区ほどではなく、殆ど変はらずって感じ。2区ほど、創価学会の国教化を望む人はゐないやうなり。
9区  西村圧勝。ここまでの圧勝は予想外。結局宮本は自民党といふだけで支持されてゐたといふことか。宮本はかつて原健三郎を倒したことがあるが、これは学会を味方につけたからか。9区の勢力は、たぶん原健三郎支持>野党支持>創価学会自民党支持≒宮本支持って感じ。
10区  前回と情勢まるで変はらず。民主岡田が共産星原をほんの少し切り崩した程度。
11区  回を重ねる毎に松本優勢になってるから今回もかと思うたら今回は違うた。自民党人気の影響か。
12区  例年の激戦区であったが、今回は前より少し差がついて河本当選。
こんな感じで自民党が圧勝してしまひました。1区・3区・5区・6区で自民党が大きく伸びたってとこか。5区は宴会が大きな原因やから別としても、1区・3区・6区は全て都市部である。やはり都市部で自民党がえらく強かったのは事実みたい。2区・8区は都市部でも公明党やからさほど伸びず、7区は都市部ながら土井たか子の影響から抜け出せずってとこか。結局、都市部で自民党が伸びて、その他では情勢変はらず、みたいなとこでせうな。あと他の県の選挙結果も色々見てみる。北海道はすごいと思うた。自民より民主が優位にある時点でも北海道民は賢いと思ふが、まさに地元密着政党である新党大地が比例第3党になってることである。自民・民主には勝てへんとしてもその1/3〜半分を取ってをり、公明社民共産を越えてゐるのである。北海道での集票力は鈴木宗男創価学会みたいやね。僕は国会であっても地方に根ざした者が議員になるべきと思うてゐるが、正直兵庫県にも地元密着政党がほしいものである。あとKing Crimsonからのクリエで院試に合格したことを知りました。とりあへずNEÉE脱出はケテーイ。