金曜は2限続けて幾何

 2限の微分幾何学に出る。何故か物理学科の人がかんとーるの夢など5人もゐた。で、授業の方はといふと、直感的な説明を再来週に回したためかなり難しい。何とかついていけたけど、毎回結構復習せんとつらいな。といふか、幾何以外の人にはかなり厳しいものと思はる。昼食後、3限の数学続論@118に出むとしたら、ポルトの前でS君ハケーン。何でつっ立ってるのか聞くと、中に入るのが怖うてどないせむか迷うてるらしい。ポルトを開けてみて、その理由がよう分かった。もう既に結構人が入ってたけど全員院生以上で、K助教授もゐた。で、この時点で学部生なんはおそらく僕とS君だけ。この後どんどん人が入りだして、45個ある席が全部埋まった上に立ち見まで出る。でも学部生はたったの5人。この異様な雰囲気で、僕やK助教授の師匠でもあるM教授が入ってくる。あまりにも人数が多いため123に移動。でも各長机に2人では足らんぐらゐに入る。今回の内容はといふと、M教授の最近書いた論文の内容についてやるらしい。定年が近いといふことで、最終講義のやうなつもりで自分の研究成果を発表したいとのことらしい。それにしても、下は我々学部生から上はF教授までこれだけの面子がぎゅうぎゅうに入った中で講義をやってるとものすごい大数学者に見える(実際さうやらうけど)。で、具体的には負型擬周期的写像といふ位相幾何的な対象と、Riemann面の退化族といふ複素解析幾何的な対象が、一見何の関係もなさそうに見えて実は一対一に対応するといふ面白い定理についてやるらしい。初回はこの2つのものを定義するだけで終了。今回は普通に理解できたけど(でもこの時点で、harapekoですら10分で死亡する代数幾何の講義よりはるかに平和であると言へるだらう)、次回以降どないなるか。