O教授面白い & Mi esperanton lernis

 朝の数理代数学概論、結構具体例が多いから分かりやすいね。あと、O教授の雑談も面白い。今日はEulerの雑談でかなり延長した。なんかEulerが緯度経度の関係で球面三角法を研究しとった。緯度経度と来ると、明石市郊外生まれの者としては妙に気になるので、O教授が話しとってやなかった話を少しさしてもらふ。まず地球はだいたい球やけど、厳密には球でもなければ、楕円球でもない。ってことで、緯度とか経度とかいふのは、いくつか定義がある。一番古典的なのは、「天文測度」ってやつ。各地点における地平面の接平面の傾きを基準に定義するやつ。天体観測を元にしたら、理論上はこの天文測度になる。日本で明治以降長きに渡って使はれてきたんは、「日本測地系」ってやつ。江戸の麻布飯倉町では天文測度で求めて、他の地点においては麻布飯倉町を基準とした方角で定義、って感じ。最近一番主流になりつつあるのは、「世界測地系」。地球の重心を基準に、そっからの方角で定義するやつで、人工衛星から送られてくるのはこれ。ってわけで、天体観測で求めた緯度経度と、人工衛星から送られてくる緯度経度は大きうずれるわけですよ。ってわけで、僕の実家から東経135度の線までどれぐらゐあるかって聞かれた時、結構答へるのは難しい。で、小話はさておき、昼飯は菱田屋で食うた。今日はえらい空いとったな。謎。ここは何故か代数系の教員達の溜まり場なんやけど、今日は見んかった。午後はスペクトル理論。もう理解不能になってきました。まあ今後は作用素環の人に助けを求めるとして、今後たぶん切ります。で、この後無駄に新宿に行ってみた。ジュンク堂新宿店へ(もっとも、新宿や角筈あたりはジュンク堂以外行くとこないけど)。ここでエスペラントの本買うて、帰りの車内でちょっと勉強してみた。なるほど、かなり論理的ではある。ただ、東洋人の僕から見てみたら改善の余地はあるやうにも見える。あと、母音主体の言語といふ点においてはとっつきやすいかな。